samidaretaroさんのエントリーについて

大学職員のsamidaretaroさんが運営している「大学職員の書き散らかしBLOG」というブログがあり、大学業界の現状を整理するうえで参考になるため、自身も頻繁に訪問させていただいている。なかなか骨太なエントリー(記事)が多いため、就活学生さんや他業界の方にはハードルが高いけど、いちおうブログの存在だけはお知らせしておこうと思った次第。そのブログで先日、「やる気やモチベーションなんて、ない。」という記事が投稿されており、それが本日のお題というわけ。例によってご関心があれば続きをお読みあれ。


さっそくながら、ネタ元はこちらのURL。
やる気やモチベーションなんて、ない。
http://kakichirashi.hatenadiary.jp/entry/2015/05/28/212032

他の記事を読むかぎり、ブログ著者のsamidaretaroさんは、大学業界の事情について相当な博識。政策や行政の動向にまで通じた事務職員など、各大学に数人もいないと思われる。
勤務校での評判もすこぶる良さそうで、言うまでもなくバリキャリ職員でしょう。
わたしもそう思っていたし、そうでなければ書けないような記事をいくつも拝読した。
そんな中で上記のエントリー。もちろん自身とは環境もキャリアも異なるであろう方でしょうから、この文章だけを読んで共感するとまではいかないんだけれど、なんとなく腑に落ちたのが次の一節。

最近気づいたのですが、私は今までやりたいことをやってきたと思ってきたのですが、特にここ何年かは「やった方が良いと考えること」をやってきたと言った方が正しそうです。

自身にとっては新しい発想。これまで「やりたいことをやる」ことと、「やった方が良いと考えることをやる」ことの区別など考えたことがなかった。両者を混同していた面もあるし、錯覚していた面もある。
この2つを必ずしも区別する必要があるか、その答えをいま出そうとは思わないけど、samidaretaroさんはモチベーションの問題を絡めて自問している。その部分が以下。

ここ何年かは「やった方が良いと考えること」をやってきたと言った方が正しそうです。現状がどのようになったら理想的か、それは誰にとってどのようなメリットがあるのかを思い浮かべ、それを達成する手段を考え、自分あるいは周りとなんとかしてきたというのが正確なところでしょう。手段まで考えられたのなら、もうそこにはやる気やモチベーションは関係ありません。(一部中略)


samidaretaroさんの悩みは、自分は作曲家なのかアレンジャー(編曲家)なのかという点だと思う。
以前にTBSの情熱大陸で、いきものがかりなどを担当する編曲家の島田昌典氏の放送回をみたんだけど、編曲家の仕事は音源に関する博識とトレンドの分析がベースになるらしい。それらの知識を活かして、楽曲を最適化するのが彼らのお仕事。
業種は全く異なるけど、なんとなく大学職員の仕事と共通する部分が大きいと思った。大学経営や教員のサポートには研究費や補助金などの事情通や法令改正等の政策通が必要で、きっとsamidaretaroさんはそうした面での研鑽も多く積まれたのかなと。それはこれまでのブログを読めばよく分かる。
samidaretaroさんが自問にどう解を見出すかはご自身の考えによるけど、私見を述べさせていただくと、作曲家には作曲家のモチベーションがあり、編曲家には編曲家のモチベーションがあってもいいのかなと。
大学職員は編曲家ほど感性で仕事をするわけではないし、編曲家ほど仕事の結果に個人差が出るものでもないけど、個の力が試される機会は少なくないはず。仕事全体ではなくプロセスの一部であっても。
これ以上のことは言えないけれど、他の方を説得するような問題でもないので良しとします。
最後に、モチベーションに関する持論ですが、わたしはモチベーションとは仕事への意欲ではなく、成功の結果だと思っています。これから立ち向かう仕事の難易度ではなく、手にした成功の大きさに比例するものだと思っています。よくモチベーションアップの研修とかあるけれど、モチベーションを上げるにはより大きな成功をおさめることが唯一の手段だと考えます。
という感じでつらつら書きつつ、次回もよろしくお願いします。
[お知らせ]大学職員公募情報は下記URLに移転しました
http://daigaku.shokuin.com/

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