各選考段階での応募者の絞り込みについて

以前、とある有名雑誌の特集で「オーディションなみの狭き門である」と評された大学職員の採用試験ですが、実際にどれだけの人数が応募し、各選考段階でどのように絞り込まれるのかは、内定者でも実態を詳しくは知りません。この点に関する面白い資料を見つけたのでご紹介します。例によってご関心があれば続きをお読みあれ。


今回のネタ元はこちら。
特定非営利活動法人大学職員サポートセンターという団体によるセミナー資料です。

「大学職員希望者のための就活セミナー」資料
http://usc.careervista.jp/data/seminer_data.pdf

この資料の22~23ページ目に、法政大学と芝浦工業大学の選考フローと、各選考段階での通過者が掲載されています。

まずは法政大学に関するデータを抜粋。

書類選考(464名通過)→筆記試験(142名通過)→一次面接(30名通過)→二次面接(19名通過)→最終面接(7名通過)→内定

このような資料に接する機会はそうそうありませんが、数字的にはそれほど驚くべき点はないかと思われます。
書類選考の通過者が464名なので、応募者は1000名を超えていると仮定しましょう。そうすると、7名に内定を出しているならば、倍率は100倍以上となります。なるほど、倍率だけで見れば、そこそこのオーディションなみと言われるのも理解できます。(ただし、倍率と難易度は全く別物だというのが私の考えです。)
むしろ、倍率以上に気になったのは最終面接の通過率ですね。やはり最終面接で半分以上を落とすんだなということです。
自身も大学業界への転職時に最終面接落ちを経験しているので、当時のショックは心に古傷として残っています。トラウマと言っては大袈裟かもしれませんが。
一般的に、大企業の新卒採用では、最終面接といっても形式的なもので、人事部長と握手をするだけというケースも多いかと思いますが、大学職員の採用試験では最終面接でも普通に落ちるということです。

おつぎは芝浦工業大学に関するデータを抜粋。

ウェブ選考(167名)→筆記試験(55名)→一次面接(26名)→二次面接(8名)→最終面接(4名)→内定(1名)

こちら、各ステップの数字が、受験者数なのか通過者数なのかよく分かりません。最終面接が4名で内定が1名ということなので、受験者数だと理解してよいのでしょうか。資料では「通過者」と書いてありますが。。。
いずれにせよ、ウェブ選考167名に対して内定1名なので、少なくとも167倍という高倍率です。

芝浦工業大学も法政と同様、特徴的なことは特に無いのですが、1名の内定者を得るために公募を行っていることには軽く驚きます。
同校はマイナビ転職に出稿しているはずなので、現金コストも馬鹿にならないはず。他大学が何にお金を使おうが余計なお世話ですが、もう少しまとまった人数で採用した方が効率的だとは思います。
それにしても最終面接で1/4に絞るとは。内定者1名にはゾッとしますね。1名にしか内定を出さないと事前に分かっていたら、私自身も応募しようとは思いません。
そこそこやれる自信があっても、さすがに1名の枠となると厳しい。実力で最終まで残れたとしても、最後の決め手は印象だとか決定者の好みによる部分も大きいでしょうね。

いずれにせよ、こうした生情報を提供してくれている両校には感謝しつつ、次回もよろしくお願いします。

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn